モバイル決済の初心者向けガイド

• 「モバイル決済」とは何ですか？

  モバイル決済は、あなたの携帯電話やデバイスの特別なハードウェアまたはソフトウェアを使用して、特定の商品やサービスの支払いをすることです。これは、厳密に言うと、あなたの携帯電話のウェブブラウザを使用してオンラインストアの品物の支払いに利用する際には、「モバイル決済」としては扱われません。

• モバイル決済の主要な種類は何ですか？

  モバイル決済は基本的に二つの主要カテゴリーに分類されます：　近距離型とリモート型。 <br><br>近距離型ソリューションは、一般的にNFC（Near Field Communication )の技術が使用されます。最も有名な事例は、ロンドンの公共交通機関で使用されているNFCです。あなたのカードを特別な読取機にタッチし、カードの口座から適切な金額が差し引かれ、改札ゲートが開くので通過することができます。この簡便で迅速なソリューションのために、多くのモバイル決済の専門家はNFCにフォーカスしています。 <br><br>しかしながら、NFCは非常に限定的な利用しかできず、利用者は物理的に現場にいる必要があります。言い換えますと、接触するため順番待ちをするか手をかざすために列で待つ必要があります。 <br> 他方のカテゴリーは、リモート決済で、その名が示すとおり、ユーザーは販売現場に物理的にいる必要はありません。このリモート決済は、さらに二つのサブ・カテゴリーに分類され、キャリア課金サービスとクラウドベースのウォレットです。 <br>キャリア課金は、モバイル通信事業者を通じて提供され、決済は電話料金口座に課金されます。 <br>クラウドベースのウォレットは、携帯電話のappのことで、通常、決済機能とロイヤルティ・プログラムが含まれる一連のクラウドベース・サービスへのアクセスにはインターネット接続が必要です。

• 「 モバイル・ウォレット」とは何ですか？

  モバイル・ウォレットは、アプリケーションの一つで、部分的にまたは完全にあなたの物理的なウォレット（財布）機能を果たします。このモバイル・ウォレットのアイディアは、多額の現金、多種のクレジットカードやデビットカード、個人認証のIDや運転免許証で膨らんだ財布を持ち歩きたくない、ということでした。これを何時、如何にして実現するか、はお楽しみといったところですが、豊富な機能のおかげでクラウドベースのウォレット・ソリューションが一般的には高い確率で実現する可能性があります。

• なぜ今、携帯端末を使った決済が何処でも利用できないのでしょうか？

  モバイル決済がオプションとしてなぜ限定的なのかということには、主に二つの理由があります。一つには、決済業界がNFCに取り憑かれていて、NFCそのものはある一定の利便性はありますが、そのインフラの構築には非常にコストがかかり、ある大手の携帯電話製造会社は、新しい機種にはNFCチップを搭載しないように決定しています。更に、携帯端末は、インフラの半分の部分で、加盟店はNFC型支払い器の購入と運用のために多額の投資をしなければなりません。広範囲に利用されているNFCは重荷であり障害になっており、専門家はこのままでよいのかという疑問を呈しています。 その一方で、セキュリティが最大の問題になっており、強調しすぎることではありません。モバイル決済会社の最大の資産は顧客の信用を勝ち取ることです。この件に関して、Cellumは特別に関心を寄せています。

• 「応用例」にはどんなものがありますか？

  間単にいえば、応用例は、特定の技術やアプリケーションが設計の基本に基づいて取り扱う典型的な状況のことです。別な言い方をすれば、appや道具が何のために使用されるか、ということです。NFCソリューションは、二つの応用例に限定されますが、その両方とも物理的に現場に存在する必要があります、一方、モバイル・ウォレットは幅広い応用機能を提供し、他のユーザーへの送金、ロイヤルティ・ポイントの更新などが場所に関係なく利用できます。Cellumシステムは、平均以上の応用例をサポートしその数は増加しつつあります。

• 「キャリア課金」とは何ですか？

  キャリア課金は、支払い方法の一種で決済の課金はあなたの電話利用口座にチャージされるものです。このソリューションは、比較的に定額の決済に適しており、したがって時々「マイクロ決済」とも言われています。キャリア課金の事例は、着歌のダウンロードやSMSベースの駐車料金の支払いサービスがあります。

• 「価値保存型口座」とは何ですか？

  価値保存型口座 (Stored Value Account：SVA)は、プリペイド口座の一種で、ユーザーがトップアップ（残高充当）をした後、様々な支払いに使います。あなたがこれで何を買い何処で利用できるかはシステムの導入状況次第です。最も一般的なSVAサービスは、デビットカード（キャッシュカード）で、銀行口座に預金して使用します。 <br><br>価値保存型口座(Stored Value Account：SVA)は、物理的に特別なカード、たとえば顧客用ポイントカードで表現されます。しかしながら、SVAカードと混同してはいけないことは、物理的にクレジット情報を保存するものと単に口座にリンクしているものとがあります。後者は、モバイル決済には利用できません。

• 「 QRコード」とは何ですか？

  Quick Response(QR)コードは、バーコードの一種で、日本のデンソーウェーブ社が製造業で使用するために1994年に開発し、非常に高速な読取機能と高度なデータ格納機能を持ったものです。大雑把に言えば、三隅の四角の要素（位置検出パターン）に囲まれた黒と白の点の集合体です。 <br><br>光学的スキャン機能を搭載したモダンなスマートフォンの出現により、QRコードは、消費者が製品や広告キャンペーンに即連結する評判のよいものになりました。驚くほど小さなスペースに比較的大量のデータ格納ができる機能により、大量生産製品のパッケージに使用され、ポスターや、チラシ、印刷された発表記事などにも使用されています。 <br><br>Cellumの購買・決済ソリューションは、QRコードを利用して決済データの自動取得および記録を行います。この方法の利点は、QRコードを好きなところに貼り付けるので、好きなところで決済処理が可能となり、ユーザーが家庭にいるときでもできます。セキュリティの理由で、Cellumは、QRコードを特殊な方法で暗号化して使用しますので、通常のスキャンappで解読することはできません。

• モバイル決済の一般的な「セキュリティ標準」は何ですか？

  現在、標準はありませんが、PCI-DSS、世界的な大手カード会社が共同で開発した標準があり、その標準の恩恵を享受できるように決済データを処理する多くの会社のために開発されました。PCI-DSSは、ソリューションが実際にセキュアか否かを外部から検証できます。

• 「mPIN」とは何ですか？

  mPINは、mobile Personal Identification Numberの略で、モバイル個人ID番号のことですが、基本的にはパスワード（暗証番号）です。銀行カードがPINで保護されているように、個人の決済を承認するために使用し、多くのモバイル決済ソリューションでは、決済処理の途中でmPINの入力が要求されます。これは、決済処理のセキュリティを高度化して詐欺行為のリスクを軽減します。

• 携帯端末にすべての決済情報を格納するのは安全ですか？

  そうですね。すべての現金を一つのポケットにしまいこむのは安全ですか。Cellumはそのように考えません。もしあなたのデータが暗号化されていても、もし、たとえば、携帯端末を紛失したりハッキングに遭うと、夜、安心して眠れませんよね。そこで、弊社がどのようにしてデータ詐欺を防いでいるかということです。 <br><br>Cellumは、特許取得のソリューションを使用して機密データを利用できる形で携帯端末もしくはサーバー側に格納しません。すべての決済処理で必要な「mPIN」が、鍵です。これが無いとユーザーデータは読取り不可能です。更に、銀行カードをモバイル・ウォレットに追加する場合、弊社はユーザーにご自分で検証するようにお願いし、正規の所有者が支払手段を使っていることを確認します。